【偽りの果てに 連続婚活詐欺・不審死事件】(中)焦る男性、巧みに籠絡(産経新聞)

 ■サイト→ブログ、一気に結婚話

 「危うく殺されるところだったんだ…」

 木嶋佳苗容疑者(35)が昨年9月25日に詐欺容疑で逮捕されるまで木嶋容疑者と同居していた男性(46)は当時を振り返り、こうこぼした。

  [表で見る]木嶋佳苗容疑者と死亡した男性たちとの関係

 殺人容疑での逮捕までに、6回にわたり詐欺や詐欺未遂などの容疑で逮捕されてきた木嶋容疑者。詐欺行為はいずれも結婚を“エサ”にしたものだ。

 どうやって男性らの心をつかんできたのか。

 男性と木嶋容疑者の出会いはインターネットの結婚相手紹介サイトだった。昨年8月末、木嶋容疑者の紹介ページを見た男性はメールを送ったところ、9月15日に木嶋容疑者から返信があったという。

 「メールありがとうございます」というあいさつとともに「ホームページを見てください」という一言。促されるままにのぞいた「かなえキッチン」というブログは、高級料理店で食事をしたり、料理学校で習った料理を自ら作ったりした話など、華やかで女性らしさがあふれる記述で埋まっていた。

 男性が「真剣なお付き合いができますか」とメールを送ると、すぐに「私も真剣です」。翌16日、男性が招かれたのは木嶋容疑者の自宅である東京・池袋にある高級マンションだった。初めて木嶋容疑者と対面した男性が「真剣に結婚を考えている」と告白すると、木嶋容疑者は「子供が欲しい。お菓子教室を開きたい」と将来の夢を熱く語り始めたという。

 「お菓子教室を開こうと思ったんだけど、うまくいかず借金ができたの。今住んでいる(池袋の)家も出ないといけないし」

 木嶋容疑者が男性に、こんな言葉で金の無心をしたのは、しばらく2人で話し込んだ後のことだった。

 「本当に困っているようだった」。同情し、自分の家に来るよう告げた男性は同17日に木嶋容疑者宅を再訪。引っ越しを手伝い、木嶋容疑者に求められるまま250万円を振り込んだ。

 まもなく男性宅に引っ越した木嶋容疑者は炊事、洗濯、掃除とかいがいしく働いた。「決してきれいではないが詐欺をやるようにも見えない」。男性は、さらに計200万円を木嶋容疑者に渡したという。

 「よくできている」と一連の手口を評するのは、結婚詐欺の研究を続ける大阪商業大学の谷岡一郎教授(社会学)だ。

 通常、結婚詐欺は女性がだまされるケースの方が多いが、一定の年齢を過ぎると、男性がだまされるケースも急増するという。「結婚歴のない独身男性は40歳を過ぎると老後を考え始め、焦りを感じるようになる」と谷岡教授。木嶋容疑者は、そんな男性を巧みに引き込んでいった。

 婚活サイトで自分に興味を持った男性に、アピールポイントを盛り込んだ自分のブログを見るよう促す“二段構え”で狙いを絞り込み、会ったその日に結婚話を持ち出す。谷岡教授は「最初に狙いを絞っているからルックスやスタイルは問題ではない。好意を持った女性が『結婚したい』と言ったら『信じる』というより『信じたい』

 だが、同居生活はすぐに終わりを迎えた。

 9月21日午後8時ごろ、千葉県警の捜査員が男性宅を訪れた。男性は警察署に連れて行かれ、そこで衝撃的な言葉を聞いた。「彼女は昏睡強盗をしているかもしれない」。さらに25日昼。今度は埼玉県警の捜査員が男性宅に姿を見せ、木嶋容疑者に任意同行を求めた。「大丈夫だから」と告げた木嶋容疑者はその夕方、詐欺容疑で逮捕された。家の火災報知機が外されていることに気が付いたのはその2日後。「(木嶋容疑者に)外されたということですね」

 逮捕から1週間。弁護士を通じ木嶋容疑者から手紙が来た。「私のことで(男性が)調べにあってすまないと思っています。今は心の支えになっています」

 “結婚の呪縛(じゅばく)”が解けた今、男性は手紙について問われると、こう吐き捨てるように言った。「何を言っているんだか…」

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首相動静(2月1日)(時事通信)

 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前8時12分、公邸発。「与党内からも、小沢幹事長はけじめをつけるべきだとの発言が相次いでいるが」に「大事なことは冷静に見守ることだと思う」。同14分、官邸着。同15分、執務室へ。
 午前8時28分、松野頼久官房副長官が入った。
 午前8時45分、松井孝治官房副長官が加わった。
 午前11時7分、松野、松井両氏が出た。午後0時2分、執務室を出て首相会議室へ。同3分、菅直人副総理兼財務相、仙谷由人国家戦略・行政刷新担当相、平野博文官房長官と昼食開始。
 午後0時31分、昼食終了。同32分、首相会議室を出て執務室へ。
 午後0時51分、執務室を出て、同52分、官邸発。同53分、国会着。同55分、衆院議長応接室へ。同1時、同室を出て衆院本会議場へ。同2分、衆院本会議開会。
 午後3時22分、衆院本会議散会。同23分、衆院本会議場を出て、同24分、国会発。同26分、官邸着。同27分、執務室へ。
 午後4時2分から同29分まで、防衛省の榛葉賀津也副大臣、高見沢将林防衛政策局長。
 午後4時35分から同5時10分まで、外務省の福山哲郎副大臣、鈴木敏郎中東アフリカ局長。
 午後5時33分、執務室を出て、同34分から同40分まで、特別応接室で報道各社のインタビュー。「子ども手当を給食費の未納分に優先的に充てることについて」に「長妻大臣に検討するように指示した」。同41分、執務室へ。
 午後6時2分、執務室を出て、同6分、大会議室へ。同7分、メキシコのカルデロン大統領との首脳会談開始。
 午後7時12分、同大統領との首脳会談終了。同15分、大会議室を出て、同17分から同38分まで、南会議室で同大統領と共同記者発表。同44分、小ホールへ。同45分、幸夫人とともに首相主催の夕食会開始。
 午後9時16分、夕食会終了。同20分、小ホールを出て、同21分から同25分まで、幸夫人とともに官邸玄関で同大統領を見送り。同26分、官邸発。同28分、公邸着。
 2日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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インフル定点9.03、8週ぶり増加(医療介護CBニュース)

 インフルエンザ定点医療機関当たりの全国の患者報告数が、1月18-24日の週は9.03で、前週より0.9ポイント増加したことが29日、国立感染症研究所感染症情報センターのまとめで分かった。定点当たり報告数の増加は昨年11月23-29日の週以来、8週ぶり。

【都道府県別の表が入った記事詳細】


 定点以外を含む全国の医療機関を受診した推計患者数は、前週と同じ約48万人。検出されるインフルエンザウイルスのほとんどが新型になった昨年7月2-6日以降の累積は約1971万人になった。

 定点当たり報告数を都道府県別に見ると、33都道府県で前週よりも増加し、前週より5県多い19県が10を上回った=表=。最多は沖縄(36.72)で突出しており、宮崎(17.80)、山梨(17.55)、静岡(17.25)、福井(15.59)の順。一方、最少は青森(1.48)で、次いで北海道(1.67)、秋田(2.04)、山形(4.38)、宮城(4.67)の順。北海道・東北地方で少なかった。

 警報レベルを超えたのは86保健所(30府県)で、前週より15保健所減った。しかし、注意報レベルのみを超えたのは101保健所(35都道府県)で、前週の44保健所から大幅に増えた。


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【中医協】重点課題のうち入院関連の改定案を提示−厚労省(医療介護CBニュース)

 厚生労働省は1月27日に開かれた中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)の総会で、勤務医の負担軽減策など4月の診療報酬改定の重点課題に位置付けられているもののうち、入院に関する点数の改定案を提示した。中医協では、早ければ29日の総会で入院医療に関する審議を一巡させ、その後は病院と診療所の再診料の取り扱いなどの検討に移る。2月中旬ごろに診療報酬改定案を答申する見通しだ。

 厚労省による改定案では、中医協が15日にまとめた「現時点の骨子」に沿って、重点課題のうち入院の評価の方向性を示した。改定後の算定要件の考え方などを盛り込んでいるが、具体的な点数は示していない。遠藤会長は「重点課題の中なので、基本的に要件は緩和し、評価は新設するか引き上げるかの視点で書かれたものだと思う」と説明した。

 改定案によると、救急入院医療に関しては、地域内で救急搬送の中核を担う医療機関による算定を想定した「救急搬送患者地域連携紹介加算」や「救急搬送患者地域連携受入加算」などを新設。また、リスクの高い新生児を受け入れる新生児特定集中治療室(NICU)の設置を推進するため、「新生児特定集中治療室管理料」(1日8500点)を引き上げるとともに、新生児治療回復室(GCU)など後方病床への評価も新設する。

 委員らの認識は、救急入院医療や病院勤務医の負担軽減策を充実させる方向では一致した。ただ、現在の「入院時医学管理加算」の要件を緩和すべきだとの主張があり、この点については引き続き検討する。

 また、多職種の連携による取り組みへの評価として、「急性期看護補助体制加算」(1日ごとに算定)や「栄養サポートチーム加算」(週1回)、「呼吸ケアチーム加算」(同)などを新設。さらに、勤務医の負担を軽減するため、これらの点数に負担軽減のための体制整備の要件を新たに加える。

 このほか、一般病棟入院基本料に関しては、入院早期(14日以内)の加算(1日428点)を引き上げる一方、一般病棟の15対1入院基本料の評価は下げる。


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auでシステム障害、店頭手続きがストップ(読売新聞)

 KDDIの携帯電話auの業務システムで25日深夜に障害が発生し、26日午前から、店頭での新規加入の申し込みや解約などの各種手続きの多くができない状態となった。

 午後3時に復旧したが、手続き業務の大半が停止する大規模なトラブルは初めてといい、同社で原因を調べている。

 店頭では、機種変更の申し込みや故障・修理の受け付け、料金支払いなども含め、受け付け業務の大半が処理できなくなった。コールセンターや携帯電話のインターネット「EZweb」を通じて行う手続きの一部もストップした。電話やメールなどの通信に支障はなかった。

 KDDIは一部の手続きについて、利用者からの申し込みを預かった上で、復旧後に事後処理する対応をとったという。

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